Genki通信(加須げんきプラザの活動報告)

2022年2月の記事一覧

地域フォト巡り撮影ポイント確認

 加須げんきプラザでは、写真に示されたポイントに地図を見ながら仲間と楽しく回る体験活動「地域フォト巡り」があります。今年度は中学校をはじめ、いくつかの団体でのご利用がありました。どうもありがとうございました。利用者からは、「住宅街でも、見つけようとすればいろいろな面白い場所があることが分かった」「自分の住む身近な地域でも、やってみたいと思う」といった好意的な感想をいただきました。

 さて、今日は50か所の撮影ポイントについて、①安全に撮影ができるか、②その場所やものがなくなっていないかといった視点で回り、確認しました。一日ではすべての撮影ポイントを回ることができなかったので、今年度中に確認を終えるよう進めていきます。

 来年度も既に、いくつかの団体でのご利用希望をいただいています。ひきつづき、安全に楽しく体験できるよう準備を整えていきたいと思います。ご利用お待ちしております。

雨からみぞれ、そして降雪へ…

 昨日(2月10日・木曜)は雨からはじまり、みぞれの時間を経て、雪へと変わっていきました。結果として、一日を通して降りつづいていたといえます。

 今回も利用者の安全のため、9日(水曜)の午後に正面玄関前と東側駐車場の動線部分に凍結防止剤(塩化カルシウム)をまきました。11日(金曜)の朝、凍結防止剤の効果もあって、正面玄関前や駐車場の動線部分は凍結せず水になっていました。

 13日(日曜)の夜間から14日(月曜)にかけても、降雪・積雪の予報となっています。14日(月曜)は休所日なので、加須げんきプラザの敷地内で除雪ができない場所も考えられます。朝晩や建物の影では、凍結の恐れもあります。歩く際は安全のため、「ペンギン歩き」を心がけていただき、安全第一で移動していただきますよう、お願いいたします。

「どきどきちびっ子ピザづくり体験」を開催しました。

 去る1月22日(土)に、未就学児および小学生の県民とその保護者の方を対象とした主催事業「どきどきちびっ子ピザづくり体験」を、事前の検温、手指消毒等、感染対策を徹底した上で開催しました。

 当日は、7家族17名の方に御参加いただきました。粉から生地を作りあげるという日常生活ではあまり経験することのないと思われる活動を通して、普段目にしたり食べたりしているピザ生地がどのような工程を経てできあがるのか知っていただけたのではないでしょうか。

 水と小麦粉の適切な配分であったり、チップ状になった小麦粉をボウルの中で一つにまとめるのに必要な力加減であったり、単純に見えてもコツを掴むまではなかなか難しい作業の連続でしたが、どの御家族も親子で協力しあって生地を作り上げることができました。

 ベースとなる生地ができたら、今度はその上に様々な具材をトッピングしていきます。今回はピザソースとチーズのほかに、ウィンナー、コーン、そして親御さん向けにピーマンと玉ねぎを用意しました。

 

 トッピング終了後は当プラザ名物ドラム缶窯を使った、職員による焼き上げ作業です。上下2箇所に薪を焚べ、点火すると中庭に並べた2つのドラム缶が大型の高温オーブンに早変わり。強い火力でダイナミックに一気に焼き上げていきます。どの御家族も自分たちだけのオリジナルのピザが窯から取り出されたときには、とても満足そうな表情を浮かべていらっしゃったのが印象的でした。

 ピザは焼き上がり次第、熱々の内に食べていただきました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、家族ごとに時間をずらし、黙食で食べていただきましたが、どの参加者も自分のピザを美味しく召し上がっていただくことができました。御協力ありがとうございました。

 

 御参加くださった方からいただいた御意見を抜粋、転載させていただきます。

・家ではなかなか作ることができないので、子どもと一緒に体験することができて良かったです。ピザもとてもおいしかったです。ありがとうございました。(保護者)

・たのしかったのでまたいきたいです。おいしかったです。(子供)

 

 加須げんきプラザでは、このような親子でのピザづくり体験以外にも、この先、様々な体験活動を提供させていただく予定です。目標を定めて粘り強く最後までやり通す力や、共感性や思いやりの心を持って他者に接し、お互いが快適にやり取りできるよう努める力。あるいは、物事や出来事を鵜呑みにせず一旦自分の中で咀嚼をして、クリティカルに見た上で自身の意見を持ち発信する力など、テストや検査で測定しにくい、こういった能力は体験活動や地域の行事、遊び、趣味への打ち込みなどを通して育むことができるとされています。

 新型コロナウイルスの感染拡大や、未曽有の大災害の頻発、人工知能の発達とそれに伴う個人に要求される要素の変化など、私たちを取り巻く環境は日々移り変わっています。これからの世の中をしなやかに生きていくにはどうしたら良いのか、そのヒントは様々なアクティビティを経験していく中で見つけることができるのかもしれません。

「はじめての手打ちうどん体験」を開催しました。

 1月29日(土)に「はじめての手打ちうどん体験」を2年ぶりに開催(昨年度は緊急事
態宣言の影響を受けて中止)しました。今年度は「まん延防止等重点措置」の期間中でした
が、徹底した感染症対策を講じた上で開催することといたしました。会場は2つに分かれま
したが、参加者の皆様もマスク着用、手指のこまめな消毒や黙食等に御協力いただきまして
ありがとうございました。

 さて、この講座は、うどん作りの基本的な技術を学ぶということもありますが、うどん作
りを通じて作る楽しさを味わいながら、興味や関心、意欲、想像力、判断力、失敗から学ぶ
力など、難しい言葉で言え「非認知能力」を高めることを目的としています。このような能
力は人生を豊かにする上でとても大切な能力であると言われています。
 また、今回の講座は小学生以上を対象としていますが、「親子陶芸教室」に続いて、障害
のある子供と障害のない子供が共に学ぶ「インクルーシブ教育」の理念のもとに開催しまし
た。参加者は6家族18人でしたが、特別支援学校高等部の生徒さん1名とその御家族も参
加されました。まわりに迷惑をかけるのではないかという思いもあり、子供も親も気兼ねな
く参加できる体験活動が少ないということで、とても感謝されました。 

 加須げんきプラザでは、今後もこうした「インクルーシブ教育」の理念に基づいた講座を
積極的に行っていき、障害の有無に関わらず皆様の「非認知能力」の向上に努めていきたい
と考えておりますので、御理解、御協力をいただきますとともに、皆様の積極的な御参加を
心よりお待ちしております。

 またまた前振りが長くなってすみませんでした。
当日は、職員が講師を務めましたが、「分かりやすく」をモットーに進めたということで
した。参加者全員が同じペースで進めることができ、うなずきながら取り組んでいました。  
 大人の皆さんはうどんのこね方やのばし方が力強く、小学生の皆さんや小さいお子様は
体全体を使って、一生懸命うどんづくりに取り組む姿が印象的でした。また、うどんを足で
踏む場面では、なぜか子供たちは楽しそうでした。 
 専用の包丁を使ってうどんを3mm幅にそろえて切ると言われても、お子様には少し難
しかったようです。いや大人でも難しかったかもしれません。

 

 そしていよいよお待ちかねの試食タイム。つけ汁は野菜たっぷりで、職員が作りました。
黙食でしたが、皆さんのお顔はとても満足していた様子でした。うどんの味もさることなが
ら、職員の作ったつけ汁が大好評でした。家でもうどんを打ってみたいと感じた方がいれば、
興味や関心を持てた証です。私たち職員もうれしいです。
 
  最後に、抜粋ですが参加者の声を掲載します。
「こねるのが大変でしたが、とても楽しかったし、美味しかった。」
「孫と一緒に粉からつくる手打ちうどんづくり体験をずっとやりたかった。」
「障害のある子が参加できる体験活動は少ないので、これからも続けてほしい。」
「講師の職員が丁寧に教えてくれたので、作り方がよく分かった。」