Genki通信(加須げんきプラザの活動報告)

Genki通信

「はじめての手打ちうどん体験」を開催しました。

 1月29日(土)に「はじめての手打ちうどん体験」を2年ぶりに開催(昨年度は緊急事
態宣言の影響を受けて中止)しました。今年度は「まん延防止等重点措置」の期間中でした
が、徹底した感染症対策を講じた上で開催することといたしました。会場は2つに分かれま
したが、参加者の皆様もマスク着用、手指のこまめな消毒や黙食等に御協力いただきまして
ありがとうございました。

 さて、この講座は、うどん作りの基本的な技術を学ぶということもありますが、うどん作
りを通じて作る楽しさを味わいながら、興味や関心、意欲、想像力、判断力、失敗から学ぶ
力など、難しい言葉で言え「非認知能力」を高めることを目的としています。このような能
力は人生を豊かにする上でとても大切な能力であると言われています。
 また、今回の講座は小学生以上を対象としていますが、「親子陶芸教室」に続いて、障害
のある子供と障害のない子供が共に学ぶ「インクルーシブ教育」の理念のもとに開催しまし
た。参加者は6家族18人でしたが、特別支援学校高等部の生徒さん1名とその御家族も参
加されました。まわりに迷惑をかけるのではないかという思いもあり、子供も親も気兼ねな
く参加できる体験活動が少ないということで、とても感謝されました。 

 加須げんきプラザでは、今後もこうした「インクルーシブ教育」の理念に基づいた講座を
積極的に行っていき、障害の有無に関わらず皆様の「非認知能力」の向上に努めていきたい
と考えておりますので、御理解、御協力をいただきますとともに、皆様の積極的な御参加を
心よりお待ちしております。

 またまた前振りが長くなってすみませんでした。
当日は、職員が講師を務めましたが、「分かりやすく」をモットーに進めたということで
した。参加者全員が同じペースで進めることができ、うなずきながら取り組んでいました。  
 大人の皆さんはうどんのこね方やのばし方が力強く、小学生の皆さんや小さいお子様は
体全体を使って、一生懸命うどんづくりに取り組む姿が印象的でした。また、うどんを足で
踏む場面では、なぜか子供たちは楽しそうでした。 
 専用の包丁を使ってうどんを3mm幅にそろえて切ると言われても、お子様には少し難
しかったようです。いや大人でも難しかったかもしれません。

 

 そしていよいよお待ちかねの試食タイム。つけ汁は野菜たっぷりで、職員が作りました。
黙食でしたが、皆さんのお顔はとても満足していた様子でした。うどんの味もさることなが
ら、職員の作ったつけ汁が大好評でした。家でもうどんを打ってみたいと感じた方がいれば、
興味や関心を持てた証です。私たち職員もうれしいです。
 
  最後に、抜粋ですが参加者の声を掲載します。
「こねるのが大変でしたが、とても楽しかったし、美味しかった。」
「孫と一緒に粉からつくる手打ちうどんづくり体験をずっとやりたかった。」
「障害のある子が参加できる体験活動は少ないので、これからも続けてほしい。」
「講師の職員が丁寧に教えてくれたので、作り方がよく分かった。」

「親子陶芸教室」を開催しました。

 令和3年11月28日、12月5日、12日、26日(すべて日曜日)の4回連続講座で、親子陶芸教室を開催しました。この講座は、親子で陶芸によるものづくりを体験し、創造する楽しさを味わいながら、特に子供たちの興味や関心、意欲、想像力、判断力、思いやり、あるいは失敗から学ぶ力などを高めることを目的としています。決して点数では測れない、数値化できないこのような能力は、子供たちが人生を豊かにする上でとても大切な能力であるといわれています。

 また、今回の講座は共生社会の実現に向けて、障害のある子供と障害のない子供が共に学ぶ「インクルーシブ教育」の理念のもとに開催しています。今回、8家族19名の参加者のうち、特別支援学校に通うお子様がいらっしゃる2組の御家族が参加され、楽しまれました。加須げんきプラザでは、今後もこうした「インクルーシブ教育」の理念に基づいた講座を積極的に行っていきたいと考えておりますので、御理解、御協力をいただきますとともに、皆様の積極的な御参加を心よりお待ちしております。

 さて、前振りが長くなりましたが、当日は、加須げんきプラザで用意した本物の土器(縄文土器や弥生土器)を使って、その特徴や陶芸の始まりについて学んでいただきました。そして、講師の指導のもとに、粘土からカップやお皿を作り、表面を削って釉薬をつけ、窯で焼いた後に最後の仕上げをして作品を完成させるという陶芸の流れを体験していただきました。初めて陶芸にチャレンジする参加者も多く、中には失敗したり、戸惑ったりする場面もありましたが、親子で協力し、オリジナル作品作りに挑戦していました。

 最終日、苦労して作った自分の作品が焼き上がる日です。世界に一つしかな自分だけのオリジナル作品を見て、参加者の皆様は感動していた様子でした。

        

↑焼き上がった参加者の作品です。釉薬の種類によって、緑、青、茶色などの色が出せます。釉薬の中には鉱物性の粉が含まれていて、焼く(=加熱する)ことでいろいろな色が出せます。

 最後に、抜粋ですが、参加者の声を掲載します。

 1回限りではなく、4回というのがちょうどよかった。絵付けだけではなく工程として学べたのがよかった。次回までに、どんな形にするかやどんな色にするかなど、子供と話し合う共通の話題ができたのがよかった。そして何より、それらが形として持ち帰れるのがうれしい。(保護者)

 コップの作り方や色のつけ方など、知らなかったことが知れてよかった。初めてやったから失敗してしまったのもあったけど、色をつけるのがだんだんうまくなっていったのでうれしかった。(子供)

 

 自分で釉薬を選び、作品に着色するまでの一連の工程を学べるのが、加須げんきプラザの陶芸教室の特色です。令和4年度も親子陶芸教室を行う予定です。興味のある方の御参加をお待ちしております。

主催事業「星空散歩①」を行いました。

 令和3年12月18日(土)に花咲徳栄高校の天文部の皆さんの御協力のもと、加須げんきプラザ主催事業「星空散歩①」を開催いたしました。当日は雲一つない夜空でしたが、12月らしく非常に寒い夜となりました。

 最初に天文部の生徒の皆さんの指導で、「星座早見盤」を制作しました。高校に設置されている「プラネタリウム」では、天文部顧問の先生から冬の星空を分かりやすく解説していただきました。高校の天文台に設置された最新大型天体望遠鏡を使用しての天体観測では、土星の環や木星、アルビレオという二重星を観察することができました。参加者は皆興奮した様子で、普段見られない星の姿をはっきり見られたことに大変感動していました。

親子で協力して星座早見盤を作成中!プラネタリウムで星空について学びました。

 その後、高校の屋上で天体望遠鏡を使用しての天体観測を行いました。大変盛りだくさんの内容となりましたが、寒い中、花咲徳栄高校天文部の顧問の先生と生徒の皆さん、御協力ありがとうございました。

屋上で星空観測中!

 参加された皆様も大変喜び、何かを感じ取ってくれたようです。また、高校生の交流は子供たちにとっても刺激になったのではないでしょうか。

 抜粋ですが、参加者の声を掲載します。

 

【参加者の声】(一部抜粋)

 ・いろいろな星について、覚えられたことがうれしかった。(小学生)

 ・高校のお姉さんやお兄さんに、星座早見盤の作成や星のことについて、教えてもらえました。とても、わかりやすく、すごいなあと感じました。(小学生)

 ・山の方に泊まりに行くことがあったら、今日制作した星座早見盤を持っていき、星座を探してみたいです。(保護者)

 ・花咲徳栄高校の生徒さん方がしっかりサポートしてくださり、ありがたかったです。寒い中、みなさん、ありがとうございました。(保護者)

 

【お知らせ】

 令和4年2月5日(土)に予定されていた「星空散歩②」は事業運営上、開催が困難となったため中止とさせていただきます。引き続き、令和4年度にも星空散歩を実施する予定ですので、御応募をお待ちしております。 

 

降雪から積雪へ

 昨日(1月6日)の日中から、はらはらと雪が舞いだしました。事前の天気予報では降雪のみで積雪の予報は無かったのですが、時間の経過とともに少しずつ木立や土の上に雪が積もってきました。そこで利用者の安全のため、正面玄関前と東側駐車場の動線部分に凍結防止剤(塩化カルシウム)をまきました。翌7日の朝、凍結防止剤の効果もあって、正面玄関前や駐車場の動線部分は凍結せず水になっていました。

 なお、加須げんきプラザの敷地内のすべての場所の除雪はできていません。朝晩や影となっている部分を歩く際は、「ペンギン歩き」と呼ばれる20㎝くらいの歩幅で、足全体で地面をとらえて歩くのが安全だそうです。利用者の皆様には、御不便をおかけいたしますが、安全に気をつけて移動していただきますよう、お願いいたします。

新年のあいさつ

 みなさま、あけましておめでとうございます。昨年は、新型コロナウイルスの影響が残る中、加須げんきプラザでの様々な活動に御参加いただき、ありがとうございます。今年も加須げんきプラザでは、県立の社会教育施設として様々な主催事業を計画し、みなさまの体験活動がより質の高い活動となるよう努力してまいる所存です。令和3年度も残りわずかですが、現在も応募可能な主催事業をいくつもそろえて、みなさまの御来所をお待ちしております。ぜひ、加須げんきプラザに足をお運びください。

 それでは、今年も加須げんきプラザをよろしくお願いします。